住宅ローン控除を受けるための要件と金額

住宅ローン控除を受けるための要件と金額
住宅ローンの控除を受けるためには、以下の要件と制約があります。
1. 返済期間が10年以上の住宅ローンを組んでいること
2. 購入または新築した住宅の床面積が登記簿面積の50㎡以上であり、その床面積の2分の1以上を自己の居住用にしていること
3. 取得後6カ月以内に入居し、その後も引き続き住んでいること
4. 控除を受ける年の合計所得金額が3000万円以下であること
5. 自己居住用として取得した物件であること
6. 入居した年とその前後の2年ずつの5年間に、長期譲渡所得の課税の特例などを受けていないこと。
参考ページ:不動産 中古住宅 住宅ローン控除の仕組みと節税方法を解説!
年末の住宅ローンの残高の1%が所得税から控除されるため、具体的な控除金額は年末の住宅ローンの残高によって決まります。
ただし、控除額には上限があります。
一般的な新築住宅の場合、年末残高の1%が400万円まで控除されます。
また、認定長期優良住宅や認定低炭素住宅の場合は500万円まで控除されます。
したがって、年末の住宅ローン残高が4000万円以上ある場合には、その年の控除額は最大で40万円になります。
ただし、実際に控除される金額は、納めている所得税額の上限です。
例えば、年末の住宅ローン残高が4000万円を超えていても、実際に納めた所得税が20万円であれば、控除されるのは20万円となります。
以上の要件と金額に留意して、住宅ローン控除を受けるための準備を進める必要があります。