円形脱毛症の患者は大人ばかりでなく、子どもでも円形脱毛症になる場合があります。小さい頃から円形脱毛症になると完治しにくいといいますが、根気よく治していきたいものです。抜け毛があるということ自体で激しく動揺する子どももいますが、精神的に子どもを守ってあげられるようにしてください。円形脱毛症になっても、その時限りの場合は、1年くらいの治療で治る見込みが立ちます。10年以上の治療を経て、やっと円形脱毛症が治ったという人もいます。辛抱強く治療を続ける姿勢が大事になってくるでしょう。子どもの円形脱毛症の原因はストレスであることが多く、病院での治療に加えてストレスの軽減を心がけることがポイントになります。ストレスの原因がはっきり分かっている場合にはそれを取り除く努力をしましょう。自分の感情をうまく言葉にできない子どものうちは、何にストレスを感じているのかが周囲がわからない場合もあります。子どもの中には、誰にも相談しないで1人で抱え込みがちな子もいます。子どもがどういったことに精神的なストレスを感じているか、担任の先生や専門家に話を聞くことも必要になります。幼少期の円形脱毛症は、親側が何とか治そうと焦ることもありますが、治療のために必要なことにきちんとみんなで向き合うことが必要です。子どもの円形脱毛症はけっして焦らずゆっくりと治療を続けていきましょう。